日本語データベース「桐」と Microsoft Access

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業務用プログラムの作業はデータベース管理

データベースとは

業務用プログラムを組むという作業は、データベースの整理・抽出(データベース管理)作業です。

 

 

データベース管理は、Database Management System と呼ばれ DBMSと表記されます。

 

複数のデータテーブルどうしをキー項目で関連付けることをリレーションと呼び、リレーション機能を持ったデータベースをRelational DataBase Management System と言います。RDBMS と表記されます。

 

データベースを管理するには、次の要素が必要です。

  • データテーブル(表)
  • 表示フォーム(フォーム・レポート)
  • 操作コマンド(一括・イベント)
  • 変数(変数管理)

桐は、これらの要素をすべて備えています。

 

プログラムは、データベース管理・Webページ作成・ゲーム作成などいろいろな目的がありますが、それぞれプログラムの方法は違います。目的に合わせて勉強しましょう。

 

ここでは、データベース管理(業務システム)について説明します。

 

データテーブル(表)とは?

データベースにはさまざまな種類のデータを格納します。

データの種類ごとにデータ格納用のテーブル(表)を作ります。

 

[住所録]

 

[売上]

 

業務システムは、このようなテーブル(表)を組み合わせて動作しています。

 

表示フォームとは?

フォームは、テーブルの値を見やすく表示するための枠組みです。

伝票Noが10100番の[売上]データを抽出して伝票形式で見やすく表示しています。

 

操作コマンド(一括・イベント)とは?

操作コマンドとは、プログラム言語のことです。

 

一括やイベントは、フォームを表示したりテーブル(表)からデータを抽出したりする命令を記述したものです。

 

どのような順番で処理を実行するかを手続きとして記述しています。

操作命令の一連の手続きを記述することを「プログラムを組む」と言っています。

 

変数とは?

データを保存するにはテーブルに記録しますが、プログラムを実行する際にさまざまな値を一時的にメモリーに記憶する必要が生じます。

 

一時的なメモリーのことを変数と呼びます。

桐には、最初から組み込まれている変数があります。

 

変数は、ユーザーが準備することもできます。

変数を準備することを[変数を宣言する]と言います。

 

業務システムは、データテーブル(表)とフォームを使って、目的に合ったデータを表示する仕組みを作ることです。