日本語データベース「桐」と Microsoft Access

思い立ったらすぐに運用できる業務アプリを「桐」で作成しています。

それぞれのイベント処理で、共通モジュールを使う方法

よく使う手続き処理を共通のファイルで一元管理します。

 

共通モジュールは、一括処理で作成します。

共通モジュールを作成したら、フォームのイベント処理に組み込みます。

 

イベントファイルの作成方法

イベントは、フォームと同じファイル名でイベントファイルを作成します。

オブジェクト属性のイベントファイル名にフォームと同じ名前[Bari桐Start.kev]を入力して、拡張子は kev とします。

 

イベントの[フォーム開始][フォーム終了]イベントにチェックを付けます。

[フォーム開始]をダブルクリックするとイベントファイルが開きます。

イベントファイルを保存して閉じます。

 

フォームも保存して閉じておきましょう。

 

共通モジュールの作成方法

共通モジュールは、一括処理で作成します。

今回は、ファイル名を[C_共通処理.cmd]として作成します。

 

一括処理[C_共通処理.cmd]に、共通変数宣言の手続き処理を作成します。

下図の5行目のように[手続き定義開始 ...]を記入してください。

アプリを作るときに、常に使用する変数を[p_共通変数宣言]としてサブモジュールを作成します。

 

イベント処理に一括処理[C_共通処理.cmd]を組み込む方法について説明します。

桐ファイルパレットを開いてイベントファイル[Bari桐Start.kev]を再定義で開きます。

 

[名札 メイン]の下に、下図のように2~3行目に[ライブラリ][手続き実行]を記述してください。

[名札 メイン]と[*]の間に記述したコマンドは、フォームを開いたときに最初に実行されます。

記述したら[保存]して閉じます。

 

組み込んだ手続き処理[p_共通変数宣言]が、正しく実行されているかを確認します。

フォームを開いて、共通変数宣言の手続きが実行されている事を確認します。

上部メニューの[変数管理]を開いてください。

 

変数種別を[共通変数]に切り替えると、手続き処理[p_共通変数宣言]で宣言した変数が存在することを確認してください。

このようにして、共通処理をイベントファイルに組み込んで利用することができます。

 

ダウンロード方法

https://github.com/muramoto1041/KIRI

 

[BariKiri_v100.zip]を[Download raw file]をクリックしてダウンロードしてください。